昨今、リモートワークで働いている方や、授業がオンラインになった学生は多いと思います。
また、家だとついついだらけてしまう方や、外に出られないため、人と話す機会がなく寂しい思いをしている方もいるのではないでしょうか。
そのような問題を解決するための手段として、自習室のような空間をオンライン上に作るのはいかがでしょうか?
そのオンライン自習室は、集中して作業するもよし。誰かと雑談するもよし。加えて、24時間好きなタイミングで入退室することができたらどうでしょうか?
とても便利だと思いませんか!
Zoom等のビデオ通話アプリを用いて、限定的に行っている方は見かけますが、正直”オンライン自習室”という用途には使いづらく、適しているとは言えません。
そこで、今回ご紹介させていただくビデオ通話アプリ”Discord”を数日運用してみたところ、予想以上に使いやすかったため、皆さんにシェアさせていただこうと思います!
Discordとは

Discordとは、もともとゲームをする方向けの無料ボイスチャットアプリです。チャットと通話がブラウザやアプリ上で利用でき、Slackでいうワークスペースのようなサーバーが開設できるサービスです。
ビデオ通話や音声通話はもちろんのこと、通話中に音楽を流したり、PC画面や再生中の音楽の共有等、様々な機能が使えます。
もともとは、サーバー内での音声通話しかできなかったようですが、今年4月のアップデートでビデオ通話も可能になりました。
このアップデートにより、オンライン自習室に最適なツールとなったわけです。
他のビデオ通話アプリとの違い。
Zoom、Google ハングアウト、Whereby、CiscoWebxやSkypeなど、多くのビデオ通話アプリがある中、Discordのメリットについてご紹介いたします。
- 大人数での通話が可能
Zoomは無料版だと、3人以上で40分以上の通話をすることが出来ません。しかし、Discordは無料版でも、25人までの同時接続かつ時間無制限での通話が可能です。 - クリアな音質
もともと、ゲームをする方向けのビデオ通話アプリであったため、音質がよく、またキーボードの打鍵音などの雑音を消す機能など音声に関わる機能が沢山あります。 - 個別に音量を変更可能
会議をしていると、必ず一人は声が大きすぎる方がいらっしゃいませんか?Discordなら通話中に、ユーザーの音量を個別で調整することが出来ます。 - 複数の部屋を自由に作れる
これがDiscordを使う上で、最大のメリットです。詳しくは、この記事の後半で解説しています。
使用方法
1. ダウンロード

招待リンクからWebブラウザ版でも使用できるようですが、今回はアプリをダウンロードして使用する方法をご紹介いたします!
アカウント登録なしでサクッとWebブラウザから使う方法はこちら
まずはアプリをこちらからダウンロードしてください。
また、MacOS、Windows、Linux、iOS、Androidとサポートされていますが、今回はmacOS版をご紹介いたします。
Discord – ダウンロード
ダウンロードが完了したら、普通のMacアプリと同様に指示通り進み、Discord.appを開いてください。
2. アカウントを登録
既にアカウントを作成済みの方は、ログインしてください。
まだ、アカウントを持っていない方は、ログインの下にある登録をクリックしてください。
登録が完了したら、右側のサーバーに参加をクリックしてください。
次世代ラボの方は、Slackに次世代ラボサーバーのURLがありますので、ご確認ください。
新しくオンライン自習室を作りたい方は、左側の「サーバーを作成」をクリックしてください!
サーバーを作成したい方はこちら (後の見出しの『サーバーの作成方法』へ)

4. 左側のタブの+をクリック

5. チャンネルに参加
左側のタブからテキストチャンネル、ボイスチャンネルに参加できます。
テキストチャンネル: Slackのような場所
ボイスチャンネル : ビデオチャット、ボイスチャット
というイメージです。

これで、チャンネルに参加出来るようにようになりました。
より詳しい設定方法は、こちらの記事で紹介されているので参照してみてください。
ゲーマー向けチャット『Discord』の使い方 DL方法から拡張機能まで徹底解説
サーバーの作成方法


左側の「サーバーを作成」をクリックすると、サーバー名とアイコン画像を設定できます。

これでサーバー作成は完了です笑
めちゃめちゃ簡単ですよね笑

左側のタブにある「テキストチャンネル」「ボイスチャンネル」のそれぞれの横にある+ボタンからチャンネルを作成することができます。
チャンネル名を入力して、チャンネル作成をクリック!

「集中したい人用」というチャンネルが作成できました。


あとは、招待リンクを発行しメンバーを追加するだけです。
基本的な設定は以上ですが、より詳しい設定方法は以下の記事が参考になります!
ー向けチャット『Discord』の使い方 DL方法から拡張機能まで徹底解説
Discordが自習室に最適な理由
ここまで、Discordの使用方法やメリットについてご紹介しました。
次は、この記事の本題であるDiscordが自習室に最適な理由について解説いたします。
他のビデオチャットツールとは違い、Discordは、Slackのように同じサーバー(ワークスペース)内にビデオチャットの部屋を複数作ることができます。
1つの部屋しかないと…
- 話しながら作業したい人と集中したい人が混ざってしまう。
- 全員で1つの話題にする必要があるため、他の人の話題に合わせなくてはならない。
- 個別に話したい人ができた時、みんなの前で話す、もしくはわざわざ抜けて話す必要がある。
などの問題が生じます。
しかし、Discordでは複数の部屋を作ることができるため、用途や話題に合わせた部屋を作ることもできるというわけです。
次世代ラボでの使用法
ここからは弊団体が採用している使用法をご紹介いたしますので、是非参考にしていただければと思います。
また、次世代ラボメンバーの方も、こちらを見て参加していただければと思います。
チャンネルの分け方
話しかけられてもいい人用のチャンネル
作業しながら、話しかけられてもいいよ!という人が入るチャンネルです。
雑談をしたい人もこちらに入ります。
集中したい人用のチャンネル
集中して作業したい人のためのチャンネルです。そのため、会話厳禁です。
個別で話しかけたい人がいる際は、Discord内のDMを利用してメッセージを送ります。
これにより、しっかり集中して作業したい人と少し話しながら作業したい人が混ざることなくなります。
Room2、Room3、Room4(会議室のようなチャンネル)
主に話しかけられてもいい人用のチャンネルで話題を変えたい時や、個別で話したい人がいるときの移動先として利用します。
「〇〇さんと〇〇さん、Room3で話しましょー!」というようなイメージです。
以上のようなチャンネルが次世代ラボにはあります。
とてもシンプルですが、使用していく中で最適化していければと思ってます。
その他の使い方
また、その他にも以下のような使い方もしています!
分からないとこを教えてもらう
プログラミングや勉強等をしていて、分からない場所がある際に、全体のテキストチャンネルで「~~~が分からないんですが、分かる方いますか…?」と投稿し、それに対して分かる方が「分かりますよー!Room3で話しましょう!」と返事をすれば、実際に対面で教えてもらうことも出来ます。
イベント
オンラインイベントで、部屋がいくつもあると、出来ることの幅が広がります。
また、他のビデオチャットツールに比べて部屋間の移動が楽なのもいいです。